東京を代表する観光エリアの上野。上野・浅草とセットで目的地にする人も少なくありません。その理由は、意外にも地形の変動にあります。
このあたり、古くは海で、上野も浅草も海に突き出た半島のような地形でした。その後、水位が下がり低い土地が現れると、隣同士の高台になります。それが上野台地、浅草台地です。この両方に江戸幕府は寺院を建造しました。それが寛永寺と浅草寺です。両方に五重塔も建てました。この両方ともに、江戸城の鬼門の方角。ここを賑わせることが重要でした。時代が進み、上野には鉄道の駅ができます。上野は、東北や北陸への玄関口として賑わいました。上野広小路やアメ横は毎日が祭りのようです。また、上野台地は公園になり、博物館、美術館、記念館、動物園などが集まる日本を代表する芸術・文化の街に変貌しました。
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